2018年06月13日

『万引き家族』を観てきた


c1ef72a7d7cd922a.jpg「万引き家族」を観てきた。


家族ってなんだろう。
社会ってなんだろう。
正しいってなんだろう。

生きるって、、、
生きるってなんだっけ?

自分自身の根本を揺るがされる映画だった。


センシティブで傷つきやすい側の人間が少数派で生きにくい世の中。
社会からはじかれた人達が、人として人らしく生きていく居場所が今の日本には少なすぎると感じる。
居場所を見つけて笑い合うこの家族の、正しい居場所がどこで、どう生きれば正しかったのか、
答えを知りたい。




高須クリニックの院長がこの映画を日本社会の捏造だと批判していた。
「日本は恥の文化。日本人はまじめで正しい人種。この映画のせいで、世界の人に日本人を誤解されると困る」という院長の言い分はわかる。が、だからこそ臭いものには蓋をして、寝た子は起こさず、何もなかったように体裁を繕ってきてしまった日本の歴史のリバウンドを今の日本が背負い、背負いきれず、あちこちでひずみが生じてしまったのではないだろうか。そして、政治家もまたひずみを知っているからこそ「あの美しい時代に戻ろう」などと回顧論を唱えているのではないかと思う。

きっとこの映画を批判をする人たちは、いつも素敵な居場所が用意されていて、
居場所を求めて彷徨ったことなんかないんだろうなぁ・・・と想像してしまう。


憲法25条 生存権 を思い返す
『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』らしい。

私はこれを国民の最低限の権利として習ったが、プログラム規定説によると
国家の政治理想が書いてあるだけで、国民の権利ではない、らしい。

塾で憲法の前文と9条と25条を覚えさせられた息子。
「どういう意味なの?」と聞かれて「・・・らしい」としか答えられない大人でごめん。

ただ、憲法があろうとなかろうと、大人は子供の居場所を作る・守る義務がある。
すべての子供たちが笑いながら暮らせる社会をつくる義務が大人にはあるはずだ。

そう思ってくれる大人が どうかたくさんいますように・・・。



久しぶりに映画らしい映画を観た。
数日前に、つまらない映画をみて邦画に悪態をついていたところだったので、ちょっとホッとした(笑)
役者さんがみんな、子役もすばらしい演技をしていて、すっかり入り込んでしまったし、なにより
安藤さくらがすごかった。

うん、いい映画だった。



posted by kuragemama at 17:06| Comment(0) | 家族のこと